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特集:DPMS パンサーアームス

特集:DPMS パンサーアームス
M16とAK47

「AK」

AKシリーズの元祖となるAK47は旧ソ連のミハイル・カラシニコフ氏により開発された。 開発契機となったのは第二次世界大戦におけるドイツ軍小火器の圧倒的な火力とそれによる被害の多さであったと言われている。ドイツは兵士の機械化とそれに適応する 小火器開発にいち早く注目をしていた。短機関銃MP38、汎用機関銃MG34は機械化歩兵が携行可能な自動火器として高い火力を有していた。その後旧ソ連で生産が容易で短射程ながら大きな火力を発揮する短機関銃が多用されたのはドイツ軍の影響である。 (裏の事情には訓練不足の兵士でも容易に扱え、被害の穴埋めを生産性でカバーしようとしていた事実がある) 第二次大戦中期、ドイツ軍は兵器思想を更に一歩進める。各国で開発、採用の兆しを見せていた自動小銃と、短機関銃の中間的存在である「突撃銃」の開発である。 当時ドイツ軍で採用されていた小銃弾7.92mm×57弾ほどの射程は必要とせず短距離での制圧射撃が可能な全自動射撃(フルオート)にも適した弾薬とそれを発射可能なコンパクトな銃が「突撃銃」である。こうして登場したのが世界初の「突撃銃」(アサルルトライフル)Mkb42、Stg43及び7.92mm×33弾である。 AK開発の元になったと言われている両突撃銃だが当の開発者本人ミハイル・カラシニコフの口からは意外な銃の名前が出ている。 「米軍から入手したM1カービンに大きなインスパイアを受けた」 恐らく各方面から繰り返し言われるMkb42、Stg43の名前に辟易としての回答では無いかと見る向きもあるが大変興味深い発言である。私見ではあるがこの発言は性能や構造よりも兵士の扱いやすいサイズを指しているのでは無いだろうか。 M1カービンの全長は904mm、AK47は870mmである。ちなみにMkb42、Stg43は940mm。 他民族国家であった旧ソ連軍兵士の体格は様々であった。M1カービンの全長は小柄の兵士でも扱いやすいサイズで東南アジア諸国でも人気があった。更に短いAK47は使用者の体格に関わらず「コンパクト」の印象を与えるのはこの為であろう。 設計開発者であるカラシニコフの言葉は尊重するが構造、使用弾薬などから判断するに大方の研究者の指摘のとおりドイツの両突撃銃の影響を受けたと思って良いであろう。

冷戦下AKはワルシャワ諸国で様々なバージョンが生産され世界各地の紛争で使用される。 地理や気候の影響が少なく「絶対作動」と呼ばれる信頼性は充分に立証されている。 ソ連のアフガニスタン侵攻前、赤の広場で行われた軍事パレードで見慣れないAKが登場する。弾倉カーブが浅く、大型マズルブレーキが付いた新型AKは研究者の間で「小口径弾使用であろう」と推測された。これが後に確認された5.45mm×39弾使用 AK74である。 ベトナム戦争で登場したM16 5.56mm弾に影響を受けてのものであった。 しかし、これも開発者であるミハイル・カラシニコフから興味深い発言がある。 「小口径弾開発は、上層部のM16への対抗心から始まったもので私自身の意志ではない。私は7.62mm×39弾には様々な可能性が残されていると考えている」 AK開発者の強気な発言は9.11の後、米軍の悪夢として浮かび上がる。

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